数年前「携帯電話で撮影した写真をブログにアップしたら、自宅の場所が特定された」のニュースが騒がれたことを覚えていますでしょうか? それ以降、アメブロやライブドアなどのブログサービスを提供している各会社は対応を図り、現在では、画像ファイルにGPSデータ(位置情報)が含まれていたとしてもアップの際に削除されるようになっています。
・・・ WordPress では?
撮影時のデータ(Exifデータ)や位置情報が含まれている画像ファイルをアップした場合、残念なことにそのままデータが残っています。WordPress で Exif や位置情報などのデータを削除するためには
EWWW Image Optimizer
https://ja.wordpress.org/plugins/ewww-image-optimizer/
のようなプラグインの導入・設定が必要になります。
近日、会社のホームページのドメイン下でスタッフブログを構築したサイトをよくみます。また、WordPress でサイト全体を構築し、管理画面から画像をアップして使われているサイトも多くみます。それらの画像ファイルに記録されている位置情報データが会社の事務所を示すのであれば問題になるようなケースは少ないと思われますが、ご自宅を示すデータである場合はいかがなものでしょうか? 本記事をお読みでご自分のサイトが気になった場合は、上記のプラグインの導入を推奨します。
画像ファイルの Exif データや位置情報は、どうやってみるのか? という疑問をもたれる方がおられると思います。実は簡単にできます。国内シェアで IE を抜いて No1 になった Chrome ( https://www.google.co.jp/chrome/browser/desktop/ )の場合、EXIF Viewer と呼ばれている拡張機能を追加するだけです。EXIF Viewer を有効にしていれば、表示しているホームページの画像にマウスカーソルを重ねるだけで Exif データが表示されます。また、位置情報が画像ファイルに記録されている場合、表示されているデータから1クリックで Google マップが開き位置を示します。
WordPress に限らず他の有名な CMS や独自開発された CMS でブログ・サイトを運営されている場合、上記事項を今一度ご確認されることを推奨致します。